マクロの組み方Part3(Prompt:ユーザーからの入力 その1)
3回目にして山場です。
Igorのマニュアルにおけるユーザとの対話の一部になります。
足し算を例にあげます。
前回のプログラムではコードを書く段階で"i=2,j=3"決めていました。
しかし、何と何を足すのかは後で決める、ということの方が一般的ですよね。
そこで用いるのがPromptコマンドです。
ユーザーからの入力を受け取る場合はPromptを用いる
以下に例を示します。
Promptを用いた例
Macro example1(i,j)
Variable i,j
Prompt i,"Enter number"
Prompt j,"Enter number"
print i+j
End
Variable i,j
Prompt i,"Enter number"
Prompt j,"Enter number"
print i+j
End
これを実行してやると、
上のようなウィンドウが出現します。数値を打ち込んで続行を押せば、2つの和が出力されます。
「example1(i,j)」の(i,j)はexample1というマクロはiとjを変数に持っているよ、という意味だと理解してくれれば十分です。(実際には違いますが。)
注意点 Prompt文よりも前に変数または文字列の定義をする必要があります。
Silentを使う時は、Prompt文よりも後で
Prompt 変数/文字列,"何を入力するのか説明"