Igorの解説とか

このブログはWavemetrics社が開発および販売しているIgorについて解説するブログです。

マクロの組み方part8(マクロの動作を早くする silent 1)

前回紹介したdo-whileループなどたくさん処理する場合、マクロの動作が終わるまでかなり時間がかかる事があります。

 

 

そんな時にマクロに書いておきたいのが

Silent 1

です。

これを書いておくと、マクロ実行中にはコマンドラインにsilent 1と表示されます。

silent 1と書いていなかったら、実行しているコマンドが次々と表示されてしまうので、処理する内容が増えてしまい、結果として時間がかかってしまいます。

 

ただし、注意点としてPromptコマンドを用いる時は、Promptコマンドよりも後にSilent 1を書いてください

 

マクロの処理内容の多い少ないに限らず、silent 1を書くことを習性にすると良いと思われます。

 

 

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軸の目盛り間隔を変える

軸の目盛り間隔をある程度自由に変えたい時があると思います。

 

 

軸の目盛りを変える時は(基本的に)

①:自動目盛り

②:目盛りを手動設定

の2つがあります。

下のようなグラフがあったとします。

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①:自動目盛りは目盛りの数を自分で決めます

下のようにして、主目盛りを10にしてみましょう

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すると、こうなります。

しかし目盛りの数を何個、と決めるよりも、目盛りの間隔をいくつにしたい、という場合のほうが多いと思います。

その場合に用いるのが

②:目盛りを手動設定

例えば0を基準に150ずつ目盛りを振りたい時は

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このように設定すれば良いです。

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基準値って何?と思う方向けに、基準値を1にすると

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となります。

さらに、下のように10^1とすれば

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となります。