Igorの解説とか

このブログはWavemetrics社が開発および販売しているIgorについて解説するブログです。

マクロの組み方part6(Waveの作成とdo-whileループ1)

今回から

① Waveを作成する

② do-whileループを利用して、Waveを複数作成する。

の2点について、2記事に渡って解説します。

 

 

まず

Waveの作成
macro makewave_A()
make/N=100/O wave1
make/N=100/O wave2
make/N=100/O wave3
make/N=100/O wave4
make/N=100/O wave5
wave1=sin(x/30*pi)
wave2=sin(2*x/30*pi)
wave3=sin(3*x/30*pi)
wave4=sin(4*x/30*pi)
wave5=sin(5*x/30*pi)
end

とプロシージャウインドウに打ち込み、マクロを実行してみてください。

すると、Wave1~Wave5の5つのSin関数が出来るはずです。

Waveを作成するためには

Make/N=(データ点の数) Waveの名前

で作成することができます。

なお、/Oは作ろうとしているWaveと同じ名前のWaveが既に存在していた場合に、上書きするという意味です。(OverwriteのOでしょうね。)

 

Waveに代入する時は、各Pointを変数xに対応させて 

Wave名=(xの関数)

で作成することが出来ます。

Wave1=x^2

とすれば,

wave1[0]=0

wave1[1]=1

wave1[2]=4

wave1[3]=9

・・・

となります。

もちろん

Wave1=(x/2)^2

とすれば

Wave1[0]=0

wave1[1]=0.25

wave1[2]=1

wave1[3]=2.25

wave1[4]=4

・・・となりデータ点の間隔を半分にすることが出来、より詳しくグラフを作成することが出来ます。

かなり当然のことなのですが、結構重要なことなので書いておきました。

 

 

目次 サイト目次 - Igorの解説とか

前  マクロの組み方Part5(Prompt:ユーザーからの入力 その3) - Igorの解説とか

次  マクロの組み方part7(Waveの作成とdo-whileループ2) - Igorの解説とか