Igorの解説とか

このブログはWavemetrics社が開発および販売しているIgorについて解説するブログです。

複数のグラフをまとめてプロット part1

今回は、複数のグラフをまとめてプロットすることを目的とします。

例えば下のようなものです。

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example1,example2,example3,example4という4つwaveがあるとします。

これをexample1から順に上から並べましょう。

 

まずはウィンドウ→新規グラフから、example1のグラフを作ります。

その後、右クリック→グラフにトレースを追加、またはグラフ→グラフにトレースを追加からexample2を選択し、Yウェーブの軸を新規に変更し、名前をL2とします。

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同じように、example3をL3で、example4をL4で追加します。

 

その後、左軸をダブルクリック、もしくはグラフ→軸を修正を選択します。

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そして、下図のように、left軸を選択して、軸の範囲を75から100%に変更します。

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同様に、left2軸は50から75%に、left3軸は25から50%に、left4軸は0から25%にします。

すると、下図のように惜しいものが出来ます。

 

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最後に、また軸の修正から、left2,left3,left4軸について、自由軸の位置を、余白からの距離にして、距離を0にします

(下図は、軸の選択で垂直軸を選択することで、一括で変更しています。)

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これで、最初に見せた画像のようなグラフが出来ると思います。

 

Igorにおける作業効率をあげる part1(グラフスタイルマクロ:同じようなグラフを複数作成)

解析結果をまとめたい時に、同じようなグラフを何個も作成しないと行けないことがあります。

その時に使えるのが、グラフスタイルマクロという機能です。

 

例えば、下のようなグラフを作ったとします。

 

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これと同じようなものを作りたい時、ウィンドウ→コントロール→ウィンドウコントロール(ショートカットキーはcontrol+Y)を選択して

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実行を選択します。

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他のグラフを作成したとして

ウィンドウ→グラフマクロ→….style を選択すると

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このように大きさ以外は同じスタイルになっています。(web上ではわかりにくいですが)

 

 

大きさがずれる要因としては、自分でウィンドウをドラッグして変えているからです。

グラフ→グラフを修正(もしくはグラフ軸の外の、ラベルの書いていないところでダブルクリック)して、

 

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上のように変更して、スタイルマクロを保存すると出来ます。(同じグラフのものを更新する時は、名前を変えるか、スタイルマクロを更新にチェックを入れれば良いです)

 

 

グラフマクロは全く同じものの複製(ctrl+d と同じ)

グラフスタイルマクロはラベルやフォント、グラフの色やモード(折れ線やマーカーなど)も保存されます。