Igorの解説とか

このブログはWavemetrics社が開発および販売しているIgorについて解説するブログです。

マクロの組み方Part3(Prompt:ユーザーからの入力 その1)

 3回目にして山場です。

Igorのマニュアルにおけるユーザとの対話の一部になります。

 

 

足し算を例にあげます。

前回のプログラムではコードを書く段階で"i=2,j=3"決めていました。

しかし、何と何を足すのかは後で決める、ということの方が一般的ですよね。

そこで用いるのがPromptコマンドです。 

ユーザーからの入力を受け取る場合はPromptを用いる

以下に例を示します。

Promptを用いた例
Macro example1(i,j)
 Variable i,j
 Prompt i,"Enter number"
 Prompt j,"Enter number"
 print i+j
End

これを実行してやると、

f:id:Igorpro:20170205165811p:plain

 

上のようなウィンドウが出現します。数値を打ち込んで続行を押せば、2つの和が出力されます。

「example1(i,j)」の(i,j)はexample1というマクロはiとjを変数に持っているよ、という意味だと理解してくれれば十分です。(実際には違いますが。)

 

注意点 Prompt文よりも前に変数または文字列の定義をする必要があります。

              Silentを使う時は、Prompt文よりも後で

Prompt 変数/文字列,"何を入力するのか説明"

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